町医者

患畜主Cさん 見かけた事がないスラッと背の高いきれいな人
飼い犬の背中に出来た腫瘍の手術で来院
良性ではあろうが自壊してそのまま放置するには無理あり
 
心音に異常なく一見しては健康 だがかなり高齢(二桁)

院長が優しく対応する部類の患畜主の筈だが・・・

患C
「絶対大丈夫ですよね? 本当に絶対死んだりしませんよね?絶対絶対大丈夫ですよね!」

かなり執拗である
人間でもそうだけど一応全身麻酔を施すにあたって絶対などという文字は存在しない
うちでは運良く今までないけど2万件に1件は必ず事故が起きると聞いているし・・・

院長の語気が多少荒くなる

「絶対なんてことはお約束できませんよ」

ま 何処の病院でも
絶対大丈夫です 
なんて断言するところはないと思う
どんなのか見たことないけど中には万が一のことがあっても異論は唱えませんみたいな誓約書に一筆書かされる病院もあるんでしょ?

院長との問答を横目にみながら余計な発言を控え静かに聞いていた

ものすごく大事にしているという主張とは相反し
避妊手術はしていない
ワクチン打ってない
あたしは理解に苦しむ

未避妊であれば年齢的に乳腺に腫瘍ができたり子宮系の疾病に気をつけるようにと院長が促すと、事前にそうなるかならないか検査をする等方法はないのかと真顔で仰る


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お互いの信頼関係が成立しないオペはやだよね
無言にて手術は無事終了
拮抗剤を打ち覚醒する間に歯石をササッと取り、耳掃除して爪を切る(頼まれてないけど・・)

手術台から診察台にうつすとき抱き上げた手になにやら異なものが・・・
それはイヤな色の(焦げ茶色)分泌物なり

ぐえっ  肛門腺かっ!

思わずにおってみる
くっっくっく臭くない

それは乳頭からの滲出物だった
丁寧且つ丹念に乳腺を触診する
1カ所下腹部の乳頭の下に小豆大のしこりを発見

あ~あ 



本日もう1件のオペはずううっとお付き合いの長い患畜主Dさん

愛犬の手(前肢)と頭のてっちょ(頭頂部位)にできたイボ(良性腫瘍)がトリミング時に引っかかるからと摘出依頼
若年齢で避妊手術を受け毎年混合ワクチン、狂犬病、フィラリアの予防を怠ったことなし

お迎えに来た患Dさん
「良い子にしてました?」

あたし
「うん すっごく良い子 頭と手より目(眼瞼)にイボあったのご存じでした? 内側でかなり大きくなってた! こっちの方が重大 もう少し大きくなると当たって眼球に傷はいるかもだから!」 

患D
「そう言われたらなんとなく・・でも判らなかったわ 良かった♪」

あたし
「爪切りとお耳掃除に肛門腺も出しておいたよー」

患D
「ありがとー!!」

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コメント


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ちゃんと儲けてくださいよv-208
 

ケムン | URL | 2009年10月14日(Wed)00:36 [EDIT]


「万が一のことがあっても異論は唱えませんみたいな誓約書に一筆書かされない」病院が有るのですか?
前の犬も含めて今まで4件の病院にお世話になりましたが、書かされなかった病院は有りません。
今いる2匹は訳有って(たいした訳ではありませんが)違う病院なのですが、一つの病院は転院した後初めてフィラリアのお薬をいただいた時にも誓約書を書かされました。
こういう事は初めてだったのでびっくりしましたが、手術の時にはどの病院でも書かされました。書かないとしていただけないので書きましたが。

木春 | URL | 2009年10月14日(Wed)14:43 [EDIT]