家族の1員として愛すること その1

一昨日だっけか診療が終わってから急患でかけつけたゴールデンレトリバー♀もうじき7才
急に元気がなくなったとのこと 

水を飲んでは吐くという症状
 吐いている時には絶飲絶食です 

触診すると腹部膨満がみられ、陰部からの下り物は認められなかったけど白血球をはかると5万以上もありますよ びっくり
疑われるは子宮蓄膿症
というか十中八九そう

オーナーはとても心配し、なるべくだったら手術はって感じだったけど外科的に処置しない限り薬で抑えるとかの次元では到底ありません

オペ立ち会い、勿論オッケーで即試験切開
確信なる予感は的中 閉塞性の子宮蓄膿症でありました

取り出した子宮はこれ 
すげーでしょ 2キロ近くありますよ
この子宮の中の膨らみは赤ちゃんではありません
全て膿です 

これが腹腔内で破裂なんてしたもんなら(閉塞性だから十分考えられる)腹膜炎起こし命に関わるということは言うまでもありません

DSC_0057.jpg


この子のオーナーは理想的できちんとした方です
年に1度の混合注射、狂犬病、フィラリアの予防 3種の仁義を怠ることなく真面目にわんこを管理しています


但し・・・体重管理さえしっかりしていれば非の打ち所なし

そう
彼女はなんと40キロ近いグラマラス美  犬 (元々骨格が大きい子なんですけど・・・)


1週間前腰を痛めた家人を病院に運ぶために背負い、自ら腰を痛め同じ姿勢すら長時間とれない院長・・・

( ゚д゚)ハッ!
あたしですか?
この人持って手術台に乗せるのは 


オペは1時間かからなかったけど腹腔内の脂肪がすごくて出血もいつもよりあってちょっと大変でした・・


この画像を撮っているとオーナーが

「あのぅ・・・」

へ?
写真撮っちゃだめ?

「わたしたちも撮って良いですか?」

ってかんじで息子さんかしら(お嬢さんだったらごめんなさい)
3人で写真撮ってる姿って滑稽だよね 笑


いつもだったらオペ終わったらそのまま連れて帰ってもらうんだけど、この子宮でしょ?
他臓器にかかっていた負担も少なくないだろうし、点滴もしたかったので一晩入院してもらいました

きちんと避妊手術をすすめています>若年齢のときに
オペしていれば100% こんな事態には陥りませんでした
きっとこの子のオーナー、色々考えてくれると思っています

翌日は朝からご機嫌でお散歩も行けたし
(開腹時結構膀胱にオシッコ溜まってたから途中で出ちゃうかって心配してたのに朝まで我慢してたよ エライねぇ)
オーナー家族総出のお迎えに大喜び大きな尻尾ブンブンで退院していきました


昨日もね、結構これまたグラマラスなバーニーズがフィラリアの薬を取りに来院したんですよ

オーナー曰く40キロあるという・・・

そりゃ太ってるけどいくらなんでも40キロはないでしょう 
薬が35キロ未満と40キロでは値段がとっても違っちゃいますよ>フィラリアの予防薬
別にいくら多く飲ませても問題ないしうちは利益が上がっていいんですけどね 

院長
「じゃ計ってみましょう」

オーナーはスマートで見るからに力のなさそうなご婦人です

工エエェェ(´д`)ェェエエ工
無慈悲な・・・
もしかしてもしかすると わたし ですかい?
この人診察台兼体重計に乗せるのはっ 



いつまでこんな重いの持てるんだろう・・・あたし
腰が丈夫でよかった
力持ちでよかった・・・ビバあたし



でも・・・・
どーみても いつまでも こんなことやっていたかなーです
本当にありがとうございました


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コメント


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ビバ!

腰は、いのちですよね。
腹筋と背筋を鍛えて、めざせロッキーですよ!

リリママ | URL | 2007年05月11日(Fri)00:46 [EDIT]