

彼女はまだ生後2日、昨日の時点で生まれたばっかり
臍の緒がくっついておる
今まで何度こんなの育ててきたことだろう
懐に入れ温めて頬擦りして愛おしんで・・・
死んでしまった子も沢山いた
それが運命だと無理矢理割り切っても涙が止めどなく流れた
寝ぼけながらミルクを温めゆっくり飲ませゲップするまで背中をとんとん人差し指で叩いて確認したらオシッコ出し
1日に何度も何度もこの掌に・・
日に日に大きくなってこの上なく可愛くなっていく
子猫子犬の可愛さはこの世に並ぶものなし キッパリ
そして・・・そんな可愛い盛りにあたしの手元から去っていく
つらいんだなーこれが
悲しくて辛くて(自分ちの子にしたくて)行った先での心配ばかりで苦しいのだ
でもね
自分のしたいようにしていたら・・火を見るよりも明らか
一時の感情に流されてはならぬ
他にどこへも行き場のないそんな子だけがうちの子になる予定
判っている
あたし
「だからさ ごねたりなんてこの頃はしないでしょ? こんな状態で譲渡なんてできないし、もらってくれる人だって今すぐになんて見つからないよ 迷惑かけないからさ、育てるよ」
Dear.こげんた のサイトではこういう子猫を
てのりーず
と呼んでいる
http://kogenta.com/
てのりーずはてのりーずでも気合いの入った生後まもなく
育て上げるのはかなり難しい
ハッキリ言って 至難の業 だ
フフンと鼻であしらう意地悪院長
院長
「ま どーでもいいけどね」
あたし
「やけに物わかりよいねえ」
院長
「ん~ほれ、死相が出とるもん・・」
むぅ・・
イヤなヤツ・・・
でも・・・




