大型犬の9才というのは換算すると小・中型犬の12才程度といっても過言ではない
その上体重(皮下脂肪)が多いというのはそれだけ麻酔の効きが悪いということを示唆する
危険度が高いということ
まぁ本来だったらすでにこの世にないかもしれない命だもの
なんかあってもしょうがないよね
まだ譲渡して数日だし死んじゃっとしても ま それはそれだ
つー見解は大甘だった・・・
寝る前にワインを飲み過ぎてお酒くさいは顔が真っ赤だはの私の耳元
絞り出し地を這うような低く小さな声でスカーレットが囁いた
「遊子ちゃん ラブちゃまに何かあったらわたくし一生恨むわよ・・・」
(°ゝヽ)エエエエエエ工工工!!!!!
そげなこと〜!!!
院長に言って下さい!!
ガバッと開かれた腹腔
皮下脂肪もすごいけど内臓脂肪も予想を遙かに超える圧巻もの
ブラボー 脂肪

ツルツル脂で滑って結紮するも一苦労
この手術普通は20分程度で(避妊手術と同じ)済むところ倍近く時間がかかった
そこで一句
院長の不機嫌な顔から目を反らしジッと血に浮く脂に見入る
途中呼吸止まらず 手術は成功
心にもなく一応院長を労う
あたし
「有難うございました
流石名医!院長でなければ助からなかった!ラブ共々御礼を申し・・・」
空々しいそんな言葉を遮り、サッと院長が私に手を差し出した
あたし
「へ? なに?」
まさかあたしに手相を見ろといってるわけじゃあない
無論握手を求めてるわけもない
院長
「手術代に決まってるでしょ?」
そげな殺生な・・・
ふとラブを
そんなあたしを ありがとう って見つめるラブの目は 本当に優しい優しい おめめ
だった


