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スカーレットの話 その2

 
今から8年前12月も半ば過ぎ、中学の同級生♂から電話がかかってきた
一体なんの用?
イヤな悪寒 

お久しぶり~なんていう世間話はすぐ終わり


「あのさー困っちゃっててさー犬引き受けてくれない?」

あたし
「やだ」
      即答キッパリ

ラブラドール
9才
かなり太め


あたしが引き取らなかったら保健所行きだと仰る
をい
それは立派な脅迫だろーっ!


「良い子なんだよ 俺んちも2頭いるしこれ以上は無理なんだよ せっぱ詰まってるわけよ」

「あのさ、その年で大型なんて譲渡先決まらないって 無理 保健所なんてもってのほか! 本当に愛してるんだったらきちんと自分の胸の中で眠らせるように説得しなっ!」

「そんなこと言えないよ 無理なのは承知でそこをなんとか・・・遊子さま神さま仏さま」

「やだやだやだやだやだやだやだやだやだって言ったら絶対 い や だ 


ガチャン

にしても人のことなんだと思っとる!
勝手に仏にすな  


んー気になる
ちょっとだけ気になる
気にはなるけど不可抗力だ
毎日それどころじゃないくらい忙しいし~保護犬他にもいるし~もうクリスマスだし~ブツブツ

翌々日届いた一通の封書
差出人は電話をかけてきた友達
恐る恐る開けてみると、中には写真と履歴書?が・・・

おっおっおのれ ○○←友達の名前
プルプル ←身体の震え

            1084609321594.jpg

友達は小さな不動産屋を経営していた
競売で落札した物件にこのワンコと飼い主のオッサン(元所有者)がくっついていたそうだ
友達はいいヤツだ 優しいヤツなのだ
そのオッサンと犬をおっぽり出して路頭に迷わすことができなかった
次住むところが決まるまでと会社の横にくっついた簡易な倉庫(といっても2畳くらいのプレハブ)を提供したのである
当初は1週間程度のつもりが1ヶ月 3ヶ月 半年経過し1年に至る
彼の会社自体危うい状態でもうこれ以上は本当に無理という事態に窮し人間の方はなんとか老人ホームみたいな施設に行き場が決まったが勿論犬連れなんて不可

9年前(今からだと17年前)バブリーな時代にカナダを旅行中小さな生まれたてのラブラドールの子犬を買い求めポケットにいれて帰国したんだってさ

写真の方は・・・
ドラム缶になにやら犬の首がついているような物体が写っていた

その名も ラブ
慌てて撮ったのが見え見えの写真に写し出された目
あたしをジッと見つめるラブの目は優しい優しい おめめ だった

                          0218hyogo.jpg

Z の顔を見てやって下さい
まるで寝ているようです
本日府中のお寺にて荼毘に付されました
ゼゼ 安らかに・・・

080304_1124~01

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