今までのあらすじ
箱
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箱 その2
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箱 その3
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私に抱きしめられたテラは迷惑そうな顔をしていた
苦しいよ
君
離したまえ
僕のことはいいから、早く鼻水拭きなさい
そう言っていたような気がする
人間に媚びへつらうなんて僕の辞書にはありませんね
テラよ
おまえはそーいうヤツだった
無表情というより無関心
今までよっぽど楽しいことがなかったんだな
断脚した翌日からリハビリが始まった
不思議と前より喜んで散歩に行くようになった
バランスがうまく取れず尻餅をつく回数も日に日に少なくなっていく
傷口を舐めないようにとエリザベスカラーをつけて帰ってきたテラだったけど、レースのパンティはかせて解決
これは笑えた
でも上手にパンティの隙間から勝手に1人抜糸していたな
うるさく要求吠えもなし
粗相もなし
無関心だった君の顔に笑みがみえるまでどのくらい時間がかかっただろう
なくした足、3本足でのリハビリよりも全然そっちのほうが心配だったよ
お散歩が終わって抱かれることなく自分からケージに入るようになったとき、いったん後に下がって勢いをつけ飛んで入ろうとする君
その姿はなんとも健気で可愛かった
んで失敗して転け落ちる度にくやしいんだろう、いつもは絶対にそんなことないのに私にかみついてきてたよね
あれって八つ当たりだったんだね
ちょとずつテラと私の間に信頼関係が成り立って行った
一番それを感じたのは、一時預かりに挙手してくれたスタッフとお見合い時、先住のわんこから気に入ってもらえず噛みつかれたときだった
助けを求めて私の膝の上に逃げてきたよね
嬉しかったよ 笑

十分3本足に慣れて医療的にはもう何も問題なくなったと判断され、1ヶ月半の私との生活にピリオドが打たれた
こんな試練を背負ったテラだから応募もないに等しいだろうし正直長丁場になるだろう旨、いろいろ話し合った結果迎えてくれる預かりスタッフが決定
心配だったのはこのスタッフ夫婦とも 私と違って とっても優しい人達だということ
気に入らないことがあったりすると生意気に反抗的な態度を示す君だから・・・
そんな時わたしは教育的指導にて
テラの幸せゲットまであともう少しお話は続きます

病院を後にした日、まだ長逗留の三重苦サンディーと別れを語る風景


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Taku庵ケムン