シー・ズー大人になっても可愛いが小さいときは更に可愛い
湿度が低く温度も低いそんな高地に順応する犬です
日本ってどうよ

高温多湿 ハッキリ言って真逆な環境でしょ
食餌性のアレルギーもさることながら色んなアレルギーもちが多い
そう皮膚が弱い
兎に角弱い
弱いだけにとどまらず常時炎症がありトラブっているシー・ズーが大半で健康優良児を探す方が難しい
皮膚が弱い犬は必然的に外耳炎にもなりやすい
短頭犬種だから暑さと湿気にはすこぶる弱い
眼球も傷つけやすい
デパートとまでは言わないけどちょっとした病気の小売店かもね
シー・ズーが飼いたいもしそう相談されたらちゃんとそのことをアドバイスする
どんな子犬が飼いやすいですか 
そう聞かれたら絶対シー・ズーがいいですよ とあたしは言わない キッパリ
シー・ズーという犬種の良さを認めていないわけではない
但し簡単に飼育できる犬ではありません
そーいうこと

人間もそうだけどアレルギー(
アトピー性皮膚炎などなど)の治療薬にはステロイドが使われる
これ自己免疫抑制剤です
この薬の効用範囲は驚くべき程多種多様
でもなるべくだったら長期投薬は避けたい 避けるべき薬です
でもねえ
犬は人間のように掻くなと言っても我慢してくれない
その上プラシーボ効果が全く望めない
この薬が必要不可欠である理由は物理的に症状を抑えねばならぬ所にある
良薬は口に苦いだけじゃなく諸刃の剣
1.比較的副作用がでないように考慮しながらステロイドで症状を抑えて騙し騙しいく
2.人間で言えばリンパ腫などの血液の癌に対する治療薬ど同類の強い免疫抑制剤を使う
この場合抵抗力が著しく低下するため(
白血球数が下がる)散歩などできなくなるし下痢や嘔吐などの副作用発生率がかなり高くなる
3.一番副作用の少ない治療方法
インターフェロン(
インタードッグ)の注射
1クール最低1ヶ月、5キロ以内の犬であればそうでもないがこれ体重によって注射液の量が変わり30キロ以上あるとべらぼうな金額になっちゃう>原価でさえ
上記に述べた治療方法に共通して言えることは一時的に症状を抑えるだけで積極的且つ根本的な治療ではないということ
想定内な犬種以外でさえもアレルギー性皮膚疾患は存在し徐々に多くなっているような気がする
こういった治療以外に自然食の摂取、体質を改善するためのあれこれ
サプリメント アガリスクだの梅干しエキスなどなど、健康補助食品は人間界だけでもてはやされているわけではなく動物界も多種多様あるからね
如何にしてこの種の病気の治療にあたるのが最善か・・・
なんか岐路に立ってるんだろうなーとか思ってしまう
何せ同体比較ができないからこれも厄介で暗中模索って感じだよね
なーんにも考えずにドンドン増やすことだけ考える生産者
更に
なーんも考えずに買う消費者
この先一体どーなっていくんだろうなーみたいな・・・

診察も終わる7時頃 小さい子供2人をつれた母親が小型犬を抱いて滑り込みセーフ
ワンコの足が・・・・
母親
「大丈夫でしょうか?」
院長
「どうしてこーなっちゃったの?」
母親 消え入る声で・・・
「娘が・・・」
同時に娘、火のついたように泣き出す
母親ももう半泣き状態
おちびさん、貴女が抱っこして落としたのね
院長
「まぁ 見たところ大丈夫だとは思いますが・・一応処置はしておきます
でも無理はさせちゃダメですよ」
痛そうだよ
そう
小さな子供に犬を抱かせたりしちゃあなりませぬ
落としようによっちゃあ あーた
こーなっちゃいますよ 

おまけスカーレットから今来たメール
ゆうまったら遊子ちゃんの前で全身のたうって大きな茶色の毛虫みたい・・・
ゆうまは立派だわ
毅然として飼い主にさえ媚びない
ゆうまが崇拝するのは命の恩人だけ
見上げた犬です 誇り高い犬です
ゆうまの見方が変わりました・・・・・んなわけ絶対ないと思う 笑
