ごとうけい 紙工作展 2008 も~い~かい? ま~だだよ♪ 会期: 2008年8月5日(火)~
17日(日)
場所: 表参道ヒルズ内・Gallery80 西館(W104)にて
時間: 12:00~19:00 (※最終日は17時まで)
入場: 無料です☆
ギャラリーオーナー様のご好意で会期1週間も延長!
11日月曜日は休廊日ですので、ギャラリーは閉まっています。ご注意ください!

表参道ヒルズ
http://www.omotesandohills.com/index.php アクセス
http://www.omotesandohills.com/access/index.html
昨日のこと
患畜オーナー
「口が閉まらなくなってしまったんです


」
なんで?
あ
ほんとだ
院長
「口の中を見ますから抑えて下さい」
抑えられない
無茶苦茶きつくて小さいナリでも思いっきり食いついてくる
ちょっとも抑えられないオーナー
○○ちゃん○○ちゃんと悲痛に名前を呼びながらタダひたすらにオロオロするだけ
こうなると鎮静させない限り治療のしようがない(問題の口の中すら見られない)
年齢が10才を越しているし見た限りそれ以上老齢に思えた
できれば静脈から鎮静剤を入れたい
が 無理

おしりに打つのも一苦労だった
我儘を絵に描いたような犬・・・
よくいるが・・・口が閉まらない原因は歯の倍以上大きく付いた歯石だった
ここはドブですか?みたいな強烈な臭い
抜歯鉗子を駆使する必要もなく触れるだけでボロボロ抜け落ちる歯

残せた歯は上下犬歯の4本だけだった
歯はなくなったけど、乳腺に腫瘍がゴロゴロあるよ
あたし
「避妊手術してませんよね?」
オーナー
「はい 何でですか?」
あたし
「していればこんな乳腺の腫瘍はできなかったと言うことです」
オーナー
「? かかりつけの先生からはそんな手術健康なのにする必要ないどころかしちゃいけないって言われていました」
ホントか?
本当にそんな呆けた事を言う獣医師がいるのか?
訴訟国アメリカ合衆国では、医師に止まらず獣医師までもノイローゼによる自殺者又は精神疾患者が多いと聞いている
何事もすぐ訴訟になってしまう事が原因のひとつ
説明を受けたクライアントがするしないは全く別問題として、不妊手術のメリットをクライアントに説明しなかったという事実が深刻な告発理由になる
日本ではあり得ない事だ
次元があまりにも違いすぎて笑ってしまうけど、出産させると乳ガンや子宮蓄膿症にならないなんて事を言うあんぽんたんもいるらしい
項垂れながら帰る後ろ姿を見ながらこう思った
可愛がるっていうこと はき違えてるんで今日のこと
リスキーなオペがあった
年齢が13才を越す大型犬
麻酔をかける事自体かなりリスキー
足にできた腫瘍
大きい・・・絶句するほど大きい
何でもっと小さいときに?
こんなに大きくなるまで何故放置?
理由は大きくなりすぎた腫瘍が自壊し異臭を放つようになったからのようである
異臭・・・説明しがたい臭い
死臭っていうのが一番近い臭いかも
昨日今日できた腫瘍じゃないのは明白
当院来院前に診てもらった病院では断脚しか術がないと言われたようだ
オペは簡単じゃなかった
年齢が年齢だけにできるだけ早い時間に終える事が望まれる
が筋肉にべったり張り付いた腫瘍を剥離するのは容易ではない
腹部など皮がよる部位であれば広い範囲で無理なく摘出できるが脚などは皮膚がよりづらいので注意深く切除せねば傷口が縫合できなくなる
出血も予測通り多かった
苦労の甲斐あってかなりいい感じで取り残しなく腫瘍は摘出でき麻酔が覚めて2時間後退院
的確な細胞診に関してはする意志は飼い主に見られなかったし、悪性であっても(多分悪性)再発するより寿命の方が先になるだろう
あの臭いと歩行困難を取り除けただけでそれ以上は望む必要もない
年に1度のワクチン接種、フィラリア予防もこの犬は為されていないようだった
(ワクチン接種などは定期的に健康チェックを行えるきっかけでもある)
腫瘍の画像
グロ注意

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そこでお願い

このブログをご覧になっているみなさんにはあんまりピンと来ないお願いだとは思うけど・・・
世の犬猫飼いのホモサピエンスよ
過剰なケアはいらぬ
1日1回程度でいいから身体に触れよ
そして異常があったら即座に見抜け
何より、お願いしたいことは・・・
自分の身に置き換えて 考えるがよいもしそれが行われていたら・・・
昨日と今日みたいな
なんだかなーって事はなくなると思うけど・・・
