対戦車犬とは、第二次世界大戦中にソビエト連邦軍が開発した戦車攻撃用の動物兵器である
この画像は訓練用戦車 (T-34)に立ち向かう対戦車犬
背中に見える垂直な棒が起爆レバー

対戦車犬はロシア語の Противотанковая собака からの訳語である
英語では Anti-tank dogs、あるいは dog mines (地雷犬)と訳されている
対戦車犬は、背中に爆薬と起爆スイッチとなる木製レバーを背負い、木製レバーを垂直に立て戦車を目指して走る
爆薬を背負った空腹の犬を敵戦車の前に放ち、戦車の下に潜り込んだところで起爆レバーが倒れ、敵戦車を破壊する計画であった

犬の訓練には条件反射行動を利用した
戦車や装甲車輛の下に犬の餌を置き、空腹の犬が餌を目当てに戦車の下に潜り込むように教え込むというものである
しかし、精度は高いとは言い難く、たとえ訓練を積んだ対戦車犬と言えども、敵戦車が走行する際に発する激しい騒音に怯え、逃げ去ったり自陣に駆け戻り自爆するなど、扱いの難しい兵器であった
また当初、訓練に自軍のディーゼルエンジン搭載の戦車を用いたため、臭いの異なるガソリンエンジンのドイツ戦車を避け、味方戦車に突っ込んでしまうという大きな失敗もあった
その後訓練法が改善され、ソ連側の記録(ただし、正確であるどうかは定かでない)によればおよそ300輌の敵戦車を撃破したとされている
一方、ドイツ軍は対戦車犬を Hundemine (ドイツ語で「地雷犬」の意)と呼び、恐れた
犬が走行する高さは戦車砲の最低俯角よりも低く、犬を視認しても攻撃を防ぐことが難しかったためであり、悩みの種であった
これに対するドイツ軍の対抗策は、戦車に火炎放射器を搭載し、対戦車犬を焼き払うことであった

火炎放射器の攻撃に曝された対戦車犬のうち、何頭かの対戦車犬は敵戦車の爆破を果たしているが、大多数の対戦車犬は火炎攻撃に恐れおののき、戦線を離脱したり、あるいは自陣に舞い戻り自爆するなど、被害を拡大していった
特に1942年に起こった戦闘ではドイツ軍の火炎攻撃に対戦車犬達はパニックに陥り、自軍部隊に甚大な被害を与え、遂にはその部隊の撤退を余儀なくされるに至った
この一件から程無くして、対戦車犬は実戦の場から姿を消している

上記「対戦車犬(動物兵器)」 ウィキから抜粋
自爆テロっていうのがある
自分の意志でするわけでしょ?
無論肯定できるものでは決してないけど・・・
愛してくれる人間に対し忠誠心があったとしても
犬に愛国心なんてないし自らの命を捧げようなんて気持ちあるわけないよ
現代も人間に利用されボロボロになって死んでいく犬達は沢山いる
目を閉じてこの子達が直面した恐怖を思う
ああ
いつの時代も・・・
