この話「負の連鎖」シリーズ
いつまで続くか謎 は、同じ話だけど内容が時間的に前後します
注意深く読んで下さい 笑
疑問点がある場合はコメントにてよろしく
あたし関連で引き取ってきたワンコ達
汚いは臭いは、ガリガリにやせているか、やたら太ってるか管理全く行き届いてないを絵に描いたような様子だった
撤退が決まってからはきっと客も来ないし餌を与えるだけでなんも手をかけてなかったんだろう
つか他にやること一杯でできなかったんだろう
こうして引き取ったワンコの中には数頭若いのがいたけどね
この子達に関しては又続編で・・・
すべて不妊手術・ワクチン・諸検査 必要があれば治療を順繰りに行う
ラッキーなことにもかなり年のワンコもフィラリアには感染していなかった
が

みんな耳疥癬(耳ダニ)
今は簡単に完治できる薬があるが、当時はなかった
大動物の線虫駆除の注射液を耳に垂らし完治には3週間程度かかったんだからー
これ痒いと思う
痒くて痒くてかきむしって流血して耳血腫になって腫れ上がりなんてのも珍しくないほど
大体考えても見て下さい
耳の中で卒倒しそうなほど沢山のダニが運動会してるんですよ

痒いよ
人間だったら(特にあたし)堪えられないと思う
痛いのもやだけど痒いのも耐え難い苦痛だもの
今時耳疥癬なんて不衛生なペットショップや若しくはドアホウ犬の繁殖家のケンネルにしかいないからね
ドアホウどもはみんな廃業してくださいあたしがよみうりランドに足を運んだのは見に行った時と引き取りにいったのの2回だけ
この施設のヤツらと何か話しあう事が不毛だし、面倒くさいし自ら不愉快になる必要全くないし・・
確か日本で初めてNPOになった動物愛護団体の(名前忘れたけど代表がタイーホされたり過激な団体)男の子も頑張ってたなぁ
彼も続編に登場予定
電話をかけてきた知人と一緒に活動してる知人の友達(以後知友と呼ぶ)なんてずっと前から何度も何度も足を運び経営者側を説得していたらしい
知友
「気分を損ねたら引き取れなくなるから、(ワンニャン村のやつらへの)言葉とか気をつけてね」
あたし
「・・・・は?・・・誰に言ってるの? もう一回言ってみ?」
知友
「・・・そうだよね 通用しないよね・・・そんなの無理だよね・・・」
消え入る声で硬直する
これも後日談あり
知友
「ブービエフランダースがいるんだけど 遊子さん、みてみてやってくれる? わたし絶対あの子出してやりたいの。具合が悪いのよ。」
が どんな状態なのか直にみようにも
「今ここにはいない」って担当の飼育係が言いはるわけ
「専属の獣医がいるから診てもらっている だから今ここにはいない」
知友が通い続けて観察してきた説明(犬の具体的な症状)から推測すると十中八九子宮蓄膿症
開放性だったらまだしも閉塞性の確立が高そうなのでなるべく早くオペが必要だと話した
膿がたまっている状態の子宮が放置されることによって破裂し膿が腹腔内に出てしまうと腹膜炎を呈し命が危ない
オペ出来る病院の確保もしたしあとは搬送のみってところまで頑張ったのに・・・
私たちに見つかったら自分たちの管理の杜撰さが露見する
それを恐れていろんな嘘っぱちを並べ立て引き延ばし隠し通したそうだ
なんの治療も介護もせずに・・・
人目から遠ざけられた暗いじめじめした居心地の悪い場所で・・・
苦しんで喘いで泣いてきっと渾身の力を込めて 助けて 痛いよ 苦しいよ そう叫んでいたんだ
知友は上司に叱られるとビビる飼育係に食い下がり説得しその子を無理矢理連れ出した
そしてすぐ病院に搬送した
手遅れだった
ぱんぱんに膿がたまった子宮はレスキューしたときすでに破裂し意識が朦朧としていた
腹膜炎、多臓器不全
緊急のオペも空しく亡くなった
助かる命だったのに
幸せになれたのに
絶対に幸せにできたのに・・・・
専属の獣医がいるから心配いらねえだと?
ざけたこと言ってるんじゃねえ
なんで?
なんのために貴女は生まれてきたの?
なんのために・・・一体誰のために生きてきたの?
何度も何度も強制的にお産させられ、子育てし、自分の命を削りに削ってこんな悲しすぎる死を迎える為だけに生きてきたの?
温かい寝床と四季の風を感じる生活、優しい家族と美味しいご飯
それだけあれば十分幸せだったよね
毎日抱きしめ頬擦りをしてくれる家族
そんな生活が待っていたのに
どうして?
どうして?
知友は泣きじゃくってその犬を抱きしめた
抱きしめて ごめんね ごめんね そう号泣した
知友が間に合えなかった自分を責めてたけど・・・
1人淋しく辛く絶命するより全然よかった
きっとホッとして安らかに苦しみから解放され天使になったに決まっている
そう思わなかったらやっちゃらんねえ
ワンニャン村、同じような劣悪ペットショップ、犬の繁殖工場はごちゃまんと未だに存在し平然と子犬製造販売動物虐待を続けている
そこから買われた犬は大半が幸せになっているんだろう
あなたの横で笑っている子もこんなところ出身じゃないですか?
中には手に余って遺棄され見放され私たちがレスキューする羽目に陥るワンコがいたとしても、最終的には不幸にはならないはずだ
でも
でも
そんな子達のしあわせは、今あたしがつづっている辛い思いをして死んで行った子達の上にある幸せなんだって判って欲しい
なんとしても続いていくこの負の連鎖を食い止めるためにも・・・
