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今日の出来事


手術室で飼い主2人と飼い犬歯石除去中、診察室で院長が怒っていて・・

院長
「なんだって!? 何てことするんだ!!」

自分たちが怒られているわけじゃないのに目の前の飼い主ご夫婦は目が点に!!

あたし
「あー怒られてますねーうちは丁寧対応チャージ頂いていないのであーいうことになること珍しくないわけですwww」

後で 何を怒ってたの? って聞いたら

その怒られていたおばさん、猫の耳ダニ (耳疥癬 耳の中でダニが運動会している状態) で2週間前来院した人
特殊な治療薬をつけて (ノミダニを駆除する薬) 真っ黒になった耳の中をきれいに掃除して、ダニによって引き起こされている炎症を (外耳炎) を治療

治療薬はもう一度つけたほうがいいので2週間後に再来院するように 耳はそっとしていじらないように、いじらせないようにって あれだけ説明したのに なんと メンソレータム を耳の中に入れたとな アワワ

そら怒られるわね 目もしょぼしょぼしちゃってもっとひどくなっていたらしい
やだーなんて大きな声出してへらへら笑うから (そのおばさん) もっと怒られるという・・・笑

耳ダニ と言えば ブログ作成中のあたしの目の前
たった今そこでちび猫の耳ダニ外耳炎治療している飼い主男子
「この子たちはブリーダーさんから云々かんぬん」

院長激怒
「そーいうやつらをブリーダーと呼ぶんじゃない!
命を物としかみてない繁殖家!大馬鹿野郎だ」 


猫に罪はないしこの男子にも罪はない 一応
そのちび猫たち、サイベリアンとアメリカンカールだって 
両方とも発育不良の上顔ぐしゃぐしゃ身体もはげまるけ
写真の子はアメリカンカールらしい   どーみても・・・

その繁殖おおばかやろーのとこにいる猫はみ~んな耳ダニ耳疥癬だね
可哀想に 可哀想過ぎる 

いろいろ考えちゃうと頭がおかしくなるからやめとく 


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どーして?のその後


どうしてこんな風になっちゃったんでしょうか!!

と院長に詰め寄った方、再来院
今度は違う猫も連れて来て・・・
症状が改善されてきたと嬉々とし、(薬止めたからじゃね?)
前回通りあーだこーだと言いたいことを話し最後に

「もう先生しか頼る人がいないんですっ!!」

とさっきまで笑っていたのに突然泣き出す・・・ えええええ

で 出た これがうちの院長 でその暴言

「頼られても困る わしは面倒くさいのが嫌いだ」

横で笑いを堪えるのが必死のあたし


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大きな大きなゴールデン君
ゆうに40キロ越え
外耳炎治療で来院

飼い主さん
「ちょっとご相談なんですけど、北海道からわざわざ鹿の角を取り寄せているんです」

院長
「はぁ」

飼い主さん
「食べると必ず下痢するんです  どうしたらいいでしょうか?」

ううむぅうううう


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最近の病院事情


頑なに開業以来守り通してきた週休1日
祝日を休診にしたのが10年位前かな
で ついに週休2日を決行 去年の10月から (既に告知済み)
日曜が休みになったら土曜とか忙しくなって・・・
昨日も祝日だったけど手術がね 何個もね 

んで問題は 最近 初めての患者さんが増えていること
そ―言う人たちの大半は、山と今までの経緯、検査結果、かかった診療費、領収書までもってくるから対応が大変
で年配の人が多く全くこちらの話を聞かない もう超機関銃状態

一昨日来た人は 
下痢が治らない 1年もずっと同じ薬を飲んでいる 担当獣医師が何も説明してくれない 云々かんぬん

でもね 1年治らない 説明も判らない そういう時はセカンドオピニオンを早く求めるべきです 1年も放置しないで
薬は驚くことに抗生剤 1年もずっと同じ抗生剤
それで下痢が治んないんじゃね? とは言わなかったけどね
どうしてこんな風になっちゃったんでしょうか  
って詰め寄られても それはその先生に聞いて下さい


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おまけ

今日オペした猫
ベンガルかなぁって思ったけどちょっと違うっぽい
迎えに来た飼い主に聞いたら
サバンナキャット
だって
はぁ? なんだそれ?? 聞いたことある??
触り心地はなめらかーって感じだった 

最近わけわかんない聞いたことないような種類の猫が来るよ
これって勝手に異種な純血を掛け合わせて作ってるんでしょ
遺伝疾患のこととか全く考えないで
変なの
人間ってろくでもないことばっかりする


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町医者の昨日という1日


いつもうちに出入りしているフードや薬屋さんの若者たちとお気に入りの中華料理屋さんでお疲れ様会
中華料理は人数が多い方が沢山食べられるので某お稽古の先生と先輩もジョイント どでかい若い男子4と院長1
食べる食べる 気持ちがいいほど食べてくれましたwww

でそんな宴の前、閉院時間ちょい前に来た患者さん(前からうちの患者さんではないと思う)
要は子宮蓄膿症という病気になっていて・・・
もう小型犬の平均寿命齢近く 妥当と思われる体重の約1.5倍の肥満体 麻酔のリスク大
だけどやらざるを得ない 
既に結構きわどい状況なので渋々宴の後にオペすることにして・・・
お腹いっぱい食べた後 さぁやるかって思ったら急患2件 

内1件は車椅子にこの寒い中猫を乗せてちょっと遠くから徒歩で
老婦人
連れてきた時点で呼吸が止まっていて、心臓マッサージしながら強心剤打って呼吸賦活剤打って・・・でも心筋症という難しい病気で闘病していた老猫だったから結局蘇生せず 
車椅子畳んで車に押し込み家まで送って行く 
タクシーもする 勿論治療費は無料

この老婦人 よーく娘御と猫をつれてきていたのに最近1人なわけ
お嬢さんはと 聞かなければよかった なんとまだあたしより全然若いのに病気で亡くなっていた
猫を乗せてくる車椅子はご主人の車椅子
彼女自身もちょっとご不自由な様子  😿  なんか言葉がない
いっつも往診しますよって言ってたのに 申し訳ない 連れてこられますから って・・・ 

そして気を取り直し手術開始
某お稽古の先輩が見学していったよー
画像をクリックすると大きくなります 観たくない人はクリックしない 笑


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きれいな傷でしょ? 術後即退院、お迎えに来て帰って頂きました
お家が一番安心できるもんね  
うちはどんなに大きく大変な手術でも何らか術後のケアが必要な場合以外は即退院
入院させません

酒債尋常行處有 人生七十古來稀 
な院長にはちょっときびちい1日で、今日も沢山オペして明日休みで良かったね
(真夜中サッカーの試合観てたし 笑)


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